生活者の行動フェーズと適切な広告
2.リスティング広告とは
■リスティング広告の種類
リスティング広告には大きく分けて2つの種類があります。
①検索連動型広告とは?
検索エンジン(Yahoo!やGoogleなど)でユーザーがあるキーワードで検索した時に、その検索結果に連動して表示される広告の事です。
■メリット
・検索結果と連動して表示されるので、興味を持っているお客様にのみ広告を配信して訴求が出来る。
・クリック課金型の広告なので、無駄な広告費がかからないです。
・すぐに出稿や設定変更などが可能。(期間限定のキャンペーンにも対応可能)
■表示される場所
右図のように検索窓のすぐ下(プレミアムポジション)に表示されます。
SEO対策との比較
比較項目 | 検索連動型広告 | SEO対策 | ||
即効性 | ◎ |
最短で即日検索結果に広告を出すことができる |
△ |
効果が表れるまで数か月かかる場合がある |
出稿キーワード数 | ○ |
数百個~場合によっては1,000個以上ものキーワードで広告出稿が可能 |
△ |
1ページに対して数個が限界 |
操作性 | ◎ |
出稿側で自由にコントロ-ルできる。広告の表示順位等も操作が可能 |
× |
出稿側で基本的には操作ができない。運頼みの要素がある |
料金(課金体系) | ○ |
クリック課金型ご予算内で運用し、いつでも広告を停止できる。 |
× |
競合の多い人気のキーワードなどでは非常に高額になり、数か月単位での申込み |
ストック性 | × |
出稿を止めればアクセスはなくなる |
○ |
内部施策やコンテンツは資産となり、アクセスを稼ぎ続ける |
成果の予測可能性 | ○ | 出稿金額やキーワードからある程度シミュレーションができる | △ |
不確定要素が多く、シミュレーションが立てにくい |
②ディスプレイ広告
複数の広告媒体を集めて広告配信ネットワークを作り、その媒体にまとめて広告配信する方法。検索連動型広告と同じくクリック課金型の広告になります。
■検索エンジンのGoogle/Yahoo!がもつ広告ネットワーク
■検索連動型広告との違い
・バナーでの訴求が可能
・いくつものターゲティング機能を活用し、狙いを絞った広告配信が可能
・クリック単価が安い
■メリット
・検索連動型広告は獲得母数が少ない中、ディスプレイ広告は ニーズはあるけれども貴社を知らない「潜在層」へ訴求することで、獲得母数を増やすことが可能
・配信ターゲット設定(ターゲティング機能)をカテゴリー(性別、年齢、地域、日時、曜日、配信先サイトなど)ごとにできるため、訴求したいユーザーにのみ安く・広く訴求することが可能
Googleディスプレイネットワーク配信先
月間総ページビュー約26億PV
Yahoo!ディスプレイアドネットワーク配信先
月間総ページビュー約26億PV
GDN・YDNのターゲティング機能
■ディスプレイ広告のターゲティングには2種類あります。
各ターゲティング機能の特徴
検索連動型広告への掲載だけではなく、ディスプレイ広告も活用することがリーチを広げ、潜在層へ訴求できる機会を増やすきっかけとなります。
リスティング広告のアカウント構成
■アカウント構成の一例
オプティマイザーではお客様のキャンペーンの目的や成果地点をヒアリングした上で、
最適なアカウント構成をご提案しております。検索連動型広告、ディスプレイ広告ともに決まりきったアカウント構成ではなく、
お客様に応じた柔軟な構成でご対応いたします。
3.オプティマイザーのテクニカル運用
ランディングページ(LP)連動対策(検索広告・ディスプレイ広告共通)
キーワード(グループ別)の関連性があるLP/着地URLがポイント
各々のLP又は着地URLを用意するのが難しい場合は、同一ページに誘導する「キーワード」を網羅するよう対策するのがコツです。
弊社Optimizerはマーケティング効率重視のLP制作もワンストップでご提供可能!
関連性により品質インデックス・品質スコアが高まるためLPは非常に重要です
スプリット・ラン・テスト(検索広告・ディスプレイ広告共通)
申込までの導線となりうるプロモーションにおけるクリエイティブ面・ターゲティング面でのABテストを繰り返すことで運用効率を最大化
品質スコア・インデックス対策(検索広告のみ)
掲載順位(広告ランク) = 入札価格 × 品質スコア・インデックス
アカウントの各キーワードに対して与えられる 1~10 段階の数値で、キーワードによって表示された広告やリンク先ページの品質を評価するものです。品質スコアが高い場合は、広告とリンク先ページがユーザーとの関連性が高く利便性が高いことを示します。品質スコアは、設定したすべてのキーワードに割り当てられます。
■品質スコア・インデックスの変動要素
クリック率
・ターゲット地域別の掲載内容と結果
・ターゲットに設定しているデバイス
キーワードとの関連性
・広告と検索の関連性:広告テキストとユーザーの検索との関連性
・リンク先ページの品質:LPページの関連性、情報の透明性、操作性
対策
・ミドルワードと関連性が高いスモールワードを同一グループ化してクリック率を高める。
・ビッグキーワードは品質が低くなりがちなので、広告文にミドル系の重要ワードを含ませてABテスト。
・品質スコアの上下を定期的にチェックする。
・広告グループのキーワードと関連性の高い広告文を作成しクリック率を高める。
・広告表示オプションを活用する。
・「検索ボリュームが少ない」と判断されるものは、停止or削除を検討する。
キーワード対策:キーワード選定方針(検索広告のみ)
コンバージョン(CV)するかどうかまでを見極めたキーワード精査
よくあるキーワードの抽出方法
Googleのキーワードプランナー等で
検索されているキーワードのみを無造作に抽出
検索クエリー数はもちろん、そのキーワードで
どのくらいCVするかを独自のシステムでシミュレート
「検索されている」かつ「CVしている」かつ「除外すべき」キーワードの設定まで行います
キーワード対策:マッチタイプ選定(検索広告のみ)
複数のマッチタイプを登録することで、最適化入札(後述)の精度向上につながるより多くのデータを取得します。
マッチタイプ | メリット | デメリット |
完全一致 |
見込みの高いユーザーへのリーチが可能 |
表示回数がとても少ない |
フレーズ一致 |
ある程度見込みの高いユーザーへのリーチが可能 |
部分一致に比べて表示回数が少ない |
絞り込み部分一致 |
部分一致より配信の対象範囲を絞り込むことが可能 |
部分一致に比べてリーチが下がる |
部分一致 |
多くのユーザーへのリーチが可能 |
クリック数増加による広告費の増大、 |
広告対策:広告表示オプション活用(検索広告のみ)
多様な表示オプション
リンクオプション
住所表示オプション
電話番号表示オプション
販売者評価
アプリリンク表示オプション
コールアウト表示オプション
広告文の訴求だけでなく、レビュー
や住所表示のオプションを活用すれば様々なアプローチが可能です。
オプションを活用することでクリック率・アクション率の改善に繋がり品質インデックス・スコアが高まります。
広告対策:検索リマーケティング(検索広告のみ)
■検索リマーケティング(RLSA)とは?
Remarketing Lists for Search Adsの略で「リマーケティングリストを活用した検索広告」です。過去に貴社のサイトに訪れたユーザーを対象に検索広告をカスタマイズできるGoogleだけの機能になります。
①入札単価を高くして、成果見込みが高いユーザーにのみ広告表示の増加が可能
②今では入札できなかった売上に繋がるキーワードが見つかり、効率を維持したまま全体の売上増加に貢献するキーワードの発掘が可能
③新規顧客と既存顧客で広告訴求やランディングページを分けて配信可能
配信先対策:弊社独自のホワイトリストを活用(ディスプレイ広告のみ)
■予め獲得のあるサイトにのみ配信する効率運用
12年運用して得られたオプティマイザー独自の膨大なデータベースからディスプレイ広告における獲得が期待できるサイトに予め絞りこんだ配信。運用初期段階から獲得効率の高い水準をご提供
配信先対策:ミックスターゲティング(ディスプレイ広告のみ)
「人」×「枠」のターゲティングによる掛け合わせ配信
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